新しい超音波検査機器を導入しました | 札幌市北区新川の動物病院|マリモアニマルクリニック

お知らせ

新しい超音波検査機器を導入しました

2022年秋から、新しい超音波検査機器を導入しております。

fujifilm製の最新機器で、非常に高精細な画像が得られます。

元々のメーカープリセットに加え、獣医画像診断専門医である宮林先生作成のプリセットも入れてもらっており質の良い画像で検査が行え非常に満足しています。

元々の超音波検査機器の性能は、もちろん大切なのですが、それを活かせる画像設定(プリセット)が命と言っても過言ではありません。

どれだけ高性能の機械であっても、もともと入っている人間用の設定では動物ではほぼまともに使えません。

ここ数年の間に超音波検査機器の画質は格段に上がっており、飼い主さんに一緒に検査画像を見てもらう際にもここまで見えるの??と驚かれることも珍しくありません。

獣医学領域での超音波検査は、人の検査と違って浅い深度で走査するので非常に高周波のプローブが使えるます。よって人の検査と比べても非常に解像度の高い画質で検査が行えるのが特徴です。

超音波検査の良い点は、なんと言っても全身麻酔などをかける必要性がなく検査そのものが体に対して無害である事、各臓器の断面像をリアルタイムで観察でき情報量が非常に多いことなどが挙げられます。

デメリットは、一度に広範囲の領域の確認ができないこと(この点はレントゲンでカバーします)、検査者のスキルによって精度にばらつきが生じやすいことなどです。

ここ最近は札幌では開催されていないのですが、iveat(獣医教育先端技術研究所)の宮林孝仁先生(アメリカ放射線学会認定専門医)主催の腹部超音波実習(6回シリーズ)を修了、心臓超音波検査実習に参加し実際の日々の診療に生かせる様スキルアップに向けて努力しております。

特に腹部超音波検査実習では6ヶ月間毎月1回実習に参加し、次の実習までの間に実際の患者さんで行った検査動画を実際に持ち寄り実習後に検討会を行うというものでした。最後には筆記と実技の修了試験があります。

実習の際に宮林先生の仰っていた言葉で、非常に印象に残っている言葉があります。

超音波検査は開業医が使えるしかも副作用のない(手の内のCT)

まさにその通りだと思います。

CTまで撮影せずとも診断できる病気は非常にたくさんあるとも言われていますし、実際にそうだとも感じています。

よく健康診断のため血液検査だけしてほしいと言われる事がありますが、血液検査では全く異常が見られなかったのに超音波検査で重大な問題が見つかるということは実はよくある話なのです。

各臓器を順番に各チェックポイントに沿って走査して行きます。

健康診断で一度体のチェックを行ってみてはいかがでしょうか?